看護師の転職の目的や方法にはどんなものがある?

看護師の転職の目的や方法にはどんなものがある?

転職活動を進めるにあたり、最初に明確にしておきたいのはなぜ転職をするのかという目的です。目的があいまいでは、転職先を絞り込むことも、面接で効果的な自己アピールをすることもできません。

また、どの様に転職活動をするのかという方法を知っておくことも大切です。特に、初めての転職活動では、転職活動はどうやって進めていくべきものなのか、最初に何をすればいいのかというケースが多いのではないでしょうか。

そこで今回は、転職活動に際して、最初に考えておきたい目的や方法から活動の具体的な進め方、気を付けるべき点までをご紹介します。

もちろん、悩みではなくキャリアアップしたいという思いをきっかけに転職を考える人もいますが、転職市場にはそれほど多くありません。

専門看護師・認定看護師としてスペシャリストをめざすという一般的なキャリアプランであれば、ひとつの病院に勤め続けていたほうが実現しやすいです。よくあるのが、より専門的な看護スキルを身に付けたいから、希望する診療科に特化している病院やクリニックへ転職したいというパターンですが、こうしたケースではどうしたいのかが最初からはっきりしているので、スムーズに準備に移ることができるでしょう。

転職活動を始める前に知っておきたいこと

転職の「目的」が明確になったら、いよいよ行動です。活動に入るまえに知っておきたい基礎知識についてご紹介します。

活動に必要な期間

看護師の転職活動期間は、準備を含めて3週間から1カ月が目安です。

一般企業への転職では、情報収集からスタートして書類作成などの事前準備、複数回の面接を経て内定に至るまで、およそ3カ月といわれていますので、こちらに比べるとかなり短い期間といえます。看護師の場合、面接がほぼ1回のみで選考スピードも一般企業に比べて早いので、活動期間も短くなります。

もう少し待てば、もっと条件のいい求人が出てくるのではと考えていても、理想の求人がいつ出てくるかは誰にもわかりません。

前見た求人のほうが良かったなと思ったときにはm募集が終了している、という繰り返しで、現職に残り続けるのは避けたいところです。

良さそうと思った求人には縁があると考え、スピーディーに応募することをおすすめします。

まずは、自分がいつまでに転職したいか、現在の職場の状況も踏まえて時期を考え、活動開始のタイミングを見極めましょう。

看護師の転職スケジュールの立て方

転職成功のポイントは、なぜ転職をするのかということを明確にし、全体のスケジュールを立てる準備期間にあります。

書類作成前に必要なキャリアの棚卸し

転職活動では、自身の経験やスキルを相手に伝える書類選考や面接が合否を左右します。経験がある人ほどあれもこれも伝えたいと思ってしまいがちですが、志望先の病院やクリニックでは不要なスキルや求められていない経験をアピールしても逆効果です。

そこで必要なのが、キャリアの棚卸しです。キャリアの棚卸しとは、志望先の評価につながるアピールポイントをピックアップするために、これまで携わってきたすべての仕事の内容とそこで得た知識を洗い出すことです。看護師になった時の頃から、順を追って整理していきましょう。

整理すべき項目

・看護師になるために通った大学や専門学校で何を学んだか
・これまでの勤務先と配属先、規模、人員構成など
・看護師をめざした理由、看護師になったときの心境
・担当していた業務内容
・勤務先での役割
・これまでの仕事を通じて得たスキル
・取得した資格

など

キャリアの棚卸しを通じて自分の強みと今回の転職におけるアピールポイントを把握しましたら、あとは自己PR欄に効果的に盛り込むと良いでしょう。

書類上ではなぜ転職したいかなぜその病院、またはクリニックなのかという点にしぼり強みを盛り込みましょう。具体的な経験やスキルなどは、面接に進んでから伝えるのがベストです。

マイナビ看護師に、看護師の転職で採用される履歴書と職務経歴書についてとても役立つ情報がありましたので、ご紹介します。

看護師の転職で採用される履歴書と職務経歴書について

応募書類は転職希望者と病院を最初につなぐものです。病院にとって面接するかどうかを決めるための判断材料となります。

などの基本的な情報
・学歴・職歴
・取得している免許・資格
・志望動機やアピールポイント

各項目は簡潔に、かつ漏れがないように記入することが基本です。また、看護師の転職では、履歴書は手書きが基本です。最近ではWeb上でダウンロードしてそのまま記入できるものもありますが、書類の書き方から人間性や適性を判断したいという採用担当者の狙いも踏まえて、できる限り自筆で丁寧に記入することをおすすめします。

職務経歴書は必要?それで採用担当者は何を見ている?
応募の際、必ず提出する履歴書に比べると出番が少ない職務経歴書ですが、一般企業や法人を運営母体とする病院などでは提出を求められる場合があります。また、即戦力を求めている病院など、転職希望者の経験や実績にフォーカスした情報をより多く得るため、職務経歴書を重視するところもあるようです。

職務経歴書は、採用担当者に自分の魅力を伝え、「この人材がほしい」と思ってもらうためのカタログのような役割を果たします。書式は自由ですが、文章量が多くなるため、見やすさを重視して選びましょう。また、できるだけ簡潔に書くことも大切です。

職務経歴書では、ひとつの勤務先で担当した業務ごとに、以下の内容をまとめていきます。

・詳細な仕事内容と携わった期間
・仕事を通じて学んだこと、身に付けた強み

ただ上記の項目を箇条書きしていくのではなく、それぞれの職場でどのような努力をしたかなどを盛り込むと、目を惹きやすいでしょう。

基本的なマナーもチェックの対象
採用担当者は、「応募書類の各項目に何が書かれているか」だけでなく、書類が一般常識に沿って漏れなく記入されているかどうかもチェックしています。どんなにスキルや経歴が優れていても、マナー違反だったり、漏れがあったりすれば書類選考を通過できない可能性があります。応募書類に記入するまえに、基本的なマナーをおさらいしておきましょう。

マナー1 黒のボールペンや万年筆を使う
書類に記入する際の筆記用具は、黒のボールペン、または万年筆がベストです。シャープペンシルや鉛筆、摩擦で消えるペンなど、あとから改ざんが可能な筆記用具は使用しないようにしましょう。

マナー2 修正液や修正ペンの使用、二重線での訂正はNG
間違えた箇所を修正液で消したり、二重線を引いて訂正したりするのはNGです。万が一書き間違えてしまったら、新しい履歴書を用意して最初から書き直しましょう。

マナー3 丁寧な言葉で書く
文章は「です・ます」調で統一しましょう。また、転職を希望する先を指すときは、病院やクリニックであれば「貴院」、法人であれば「貴社」とします。

マナー4 日付をきちんと記入する
日付は意外と忘れがちな項目です。書類を記入した日付ではなく、持っていく場合はその日の日付を、書類を送付する場合はポストに投函する日付を記入します。

マナー5 3カ月以内に撮影した証明写真を貼付する
第一印象を良くするため、貼付する写真の服装や髪形、表情には気を配りましょう。少し口角を上げぎみにすると、柔らかいイメージになります。スピード写真でも構いませんが、写真館などで撮ってもらった物のほうがより実物に近く、見栄えは良くなります。スナップ写真の切り抜きや、今の見た目と大きく違う昔の写真は、決して使わないようにしましょう。

マナー6 名称などを省略しない
住所や学歴、職歴は、略さず記入してください。住所なら、都道府県名からアパート・マンション名、部屋番号までしっかり書きましょう。よくあるのが、「高等学校」を「高校」と書いたり、「株式会社」を「(株)」と書いたりする例です。学校名や病院名は正式名称で、職歴は配属先についても忘れずに記入してください。また、電話番号も市外局番から記入します。固定電話を引いていなければ、携帯電話でも構いません。

マナー7 西暦・和暦を統一する
履歴書には、冒頭の日付欄をはじめ、学歴・職歴欄、及び免許・資格欄など、「年」を記入する場所が複数あります。西暦でも和暦でも構いませんが、1枚の書類の中ではどちらかに統一しましょう。

よくあるNG例
基本的なマナー以外で、書類選考に落ちてしまう履歴書とはどのようなものなのでしょうか。よくあるNG例を見ていきましょう。

退職理由がメインになっている
よく見られるのは、志望動機の欄に「退職に至った理由」をメインに書いてしまう例です。特に、「あまりに業務量が膨大でついていけないと感じたため、より良い環境を求めて転職を決意しました」「長時間労働に見合った給与が得られないため、転職することにしました」というような、業界に対する不満ともとれる内容は、どんなに前向きに伝えても採用担当者の心証を悪くする可能性があります。

同様に、看護師の転職理由として多く見られる「職場の人間関係」を志望動機に結び付けるのも得策ではありません。「またトラブルを起こすのではないか?」「コミュニケーション能力に問題があるのでは?」というネガティブなイメージを持たれてしまう危険性があるからです。

志望動機が具体的でない
「大学病院で働きたいと思ったため」「患者さんとの接点を増やしたいから」「勉強できる環境で、スキルアップできると思ったから」といった志望動機は具体性に欠けるため、採用につながりません。

字が小さい、または字が汚くて読みにくい
採用担当者もひとりの人間ですから、一見して「ごちゃごちゃしていて読みにくい」「字が汚い」と感じると、それだけで読む気をなくしてしまいます。相手の立場に立った書類づくりを心掛け、読みやすい文字の大きさと適度な文章量を意識しましょう。

また、採用担当者は、達筆かどうかではなく、書類の文字から真剣さが伝わってくるかどうかを見ています。字に自信がないという人も、一字ずつ丁寧に書くことが大切です。

志望動機が前向きでない
「人員削減の方針により」「病棟が閉鎖されたため」というような志望動機は、たとえ真実であっても「この病院で働きたい」という思いが伝わらないため、効果的ではありません。
履歴書内のフリースペースはごくわずかですから、全体的に後ろ向きの内容ではなく、未来志向の内容になるよう心掛けましょう。

引用:https://kango.mynavi.jp/contents/helpful/career-change/step3/